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Office 365、SharePoint Online、Power BI などなどのメモ。でしたが、今はアレです。

de:code 2017 #03

さてさて。de:code 2017 #3 Day2ですよ。

 

BA11:Office 365/Dynamics 365 連携だけじゃない! 業務に使うマルチデバイスアプリ作成に向けた PowerApps/Flow 活用実践

Power Apps、Flow のセッションです。Flowは既に利用しているのですが、Power Appsは全く触ってなかったため受講しました。Power Apps、Flow については、下記URLを参照ください。ザックリ言うと、どちらも「Office 365の標準機能ではできないけど、こんなコト自動化できたら楽だなー」といった部分を「ユーザー自身」が「コーディングを極力しないで」実現する仕組みです。

■Power Apps

所謂「マルチデバイス対応のアプリ」的なモノをパワーユーザー自身が作成できる仕組み。可能な限りノンコーディングで実現できるようになっている。(Excelの計算式みたいなレベルで記述が必要な場合はある。)

https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/
https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/tutorials/getting-started/

 

■Flow

所謂「自動化ワークフロー」的なモノをパワーユーザー自身が作成できる仕組み。可能な限りノンコーディングで実現できるようになっている。(Excelの計算式みたいなレベルで記述が必要な場合はある。)

https://flow.microsoft.com/ja-jp/
https://flow.microsoft.com/ja-jp/documentation/getting-started/

ほぼ同等のサービスがAzure上にも展開されております。比較などは下記URLで確認できますね。

 

■Flow、Logic Apps、Functions、WebJobs の比較

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/functions-compare-logic-apps-ms-flow-webjobs

Power Apps、FlowとAzure上のサービス(ソリューション?)、何が異なるか?という点が重要で、用途によって選択するモノを選びべき、という説明もセッション内でありました。細かな点は、当方も機会があればネタにしたいと思います。なお、Office 365アカウントが無い方でも「PowerApps コミュニティ プラン」で検証可能とのこと。下記にURLを置いておきます。

 

■PowerApps コミュニティ プラン: 個人用の無料開発環境
https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/tutorials/dev-community-plan/

 

Power Appsでスマートフォンから緯度、経度、加速度、方向などを取得するデモなど「こんなコトまでできるのか!?しかも(ほぼ)コーディング無しで!!(驚愕)」の記憶とポ〇モンGoぽい何か(失礼)が印象的なセッションでした。


BA03:チームの働き方を劇的に変える!~ Microsoft Teams の概要と開発プラットフォーム

Office 365をベースとしたコラボレーションツール「Microsoft Teams」の概要と、そこに独自の仕組みを提供する、といったセッションです。Teamsはとても便利で、自社で利用を開始しています。Teams単体の投入で業務効率Upするのは実感できているのですが、そこに独自色を加えてもって生産性向上を検討する目的で受講しました。

Teams開発は下記の手順で事前準備が必要とのこと。(2017年5月当日時点)

 

■Teams開発環境
  1. 365テナントでTeams有効化
  2. Teams有効化後、サイドロード許可 ※365全体管理から
  3. developer preview mode有効化 ※各利用者がTeams上でアクティブ化

 

Teamsの画面上にiframeで表示・動作するので、セキュリティやらがメンドクサソウだな、という感想でしたが、試してみる価値は多いにあると考えています。まだプレビュー機能も多いので、今後どう変化していくのか楽しみな仕組みの1つです。また、別の機会にネタにできればな、と考えている次第です。

 

~昼休憩?~

お昼は、Day2が今半さんでした。そういえば前回明記してませんが、Day1が なだ万さん。高級弁当をお茶つきで頂戴できるのは最高に嬉しいです。プライベートでお高いお弁当なんて買いません。(買えません)
んが。お願いだから、テーブルが皆無な会場で汁モノとかタレとかが添付されるスタイルはやめてほしいです。こぼした!汁が飛んだ!等の事故が怖すぎますw

 

DI08:その情報うまく取り出せていますか? ~ 意外と簡単、Azure Search で短時間で検索精度と利便性を向上させるための方法

弊社内のYammerで「Azure Searhがー」というスレッドが立っていたので受講したセッションです。(実は、デプロイ王子さんのラウンドテーブルに参加したかったのですが、出遅れて入場できなかった・・・のは内緒です。)

全文検索ができるAzure上のPaaS」ぐらいの前知識で参加しました。全文検索についても、あまり知識がなかったのですが、基本的な考え方・仕様とAzure Searhにおける仕様やテクニックを受け取ることができました。しかし、この仕組みは”ナニか”と組み合わせて初めて光るモノなので、アーキテクトや開発部隊のリーダークラスと要連携だな、です。

 

SP04:これからのエンジニアに必要な「マネジメント」の考え方

他のセッションが技術中心であるなかで「マネジメント」と異質なタイトルのセッション。スピーカーは(個人的にもプレゼン神とあがめる)MS 澤さん!!正直、当方がde:code2017で一番受講したかったセッションです。スクリーンの前、最前列に運よく着席できたのですが、当方の席(スクリーン直前の最前列)より前の空間、カーペットに座る方まで発生する状況に・・・。無論、立ち見は左右と後方広範囲にわたっておりました。さすが、神。

 

内容は動画や資料が公開されてから触れたいので細かくは説明いたしませんが、当方がとったメモで「コレは!!」と思うキーワードを下記にします。※カギ括弧の外にある()は当方注釈

 

 「判断ができる = マネジメントができる」

   →(つまり、判断ができる状況を常に維持する)
 「エンジニア1人ひとりが”マネジメント”の意識を持つこと」
 「リーダーシップとオーナーシップ」
 「すべてのタスクオーナーが”ボス”になる」(オーナーシップ)
 「ボスには説明責任がある」
 「論理的かつ簡単に説明する能力を磨く」
 「当事者全員が”理解”できる=マネジメントできている」
 「最初にマネジメントするのは”自分自身”」
 「社員を子供あつかいしない!」

 

セッション内容はとてもタメになったのですが、個人的にはスピーカーの立ち振る舞いにも注目しておりました。スライドは言うまでもなく、参加者との一体感をつくる感じ、視線の誘導、間の取り方、時間配分、etc・・・。時間ピッタリにエンディング的な一番盛り上がるポイントを持っていくなど、さすが過ぎます。終わった後、頭と心を使い過ぎてクラクラしてました。このセッションは動画や資料が公開されたら速攻で社内に展開すると固く誓っております。 

外資系エリートのシンプルな伝え方

外資系エリートのシンプルな伝え方

 

 そういえば、公開される動画について。おそらく、今後MS社さんから公開されるビデオはスライドがメインで、スピーカーの音声だけが加えられているカタチになると想定されます。つまり、スピーカーの立ち振る舞いは見ることができない、ということです。技術メインのセッションであれば良いのでしょうが、こういったセッションだと、プレゼンの勉強にもなるので立ち振る舞いが確認できないのは”もったいない”です。1つの例ですが、当日、その場に参加する意義が伝わりますでしょうか。#会社で稟議が却下される方、こういう観点も交渉の道具としてどうぞw

 


実は昼食直後の昼イチと、最後のセッションは入場制限(というか、トイレ行ったら出遅れて入れなかった)ためExpo会場をめぐったり、知人の方々と情報交換したり、ご挨拶したかった方々と会話させていただいたりしてました。セッションだけがde:codeの楽しみ方ではないぜ!ということでひとつ。


de:code2017を終えて・・・

昨年も感じたのですが、Office 365系のセッションは数が少なくなっておりますね。IoT、AI、Bot、Xamarinが多い印象です。ん~、でも、Office 365系のセッションは少ないのですが「働き方改革」とキーワードからOffice 365 Teams 押しが強いな、というのも感じましたねw。365系セッション自体は少なくてもキーワードとしては”Office 365”という名前は頻繁に登場していたイメージがあります。(当方が365に関連するセッションを中心に回った結果、そのように感じただけ、かもしれませんが)

 

とても濃厚な2日間でした。こういった技術者の祭典は若手を参加させるべきだろうな、と常々感じております。来年、もし会社でde:codeに参加するぞ!となったら、積極的に若手を推薦しようと決意したことを表明して〆たいと思います。

 

そうそう。もし、来年も参加してよいぞ!って言われたら、前夜祭・後夜祭行けるぐらい余裕持って動きたい!!